推し活をもっと自由に、長く。かぎ針編みで生まれた「クロシェ・痛ロゼット」の話
- 5月3日
- 読了時間: 10分
更新日:8 時間前
皆さん、こんにちは。編集のKです。
痛ロゼットは、缶バッジをただ飾るだけのものではありません。
推しの色をまとわせたり、バッグの中で主役にしたり、イベントの日の高鳴る気持ちをそっと支えてくれたり。 推し活を楽しむ方にとって、痛ロゼットはもう「飾り」以上の存在になっていると思います。
でも、長く制作を続ける中で、作り手としてどうしても向き合わなければならない悩みもありました。
「使っているうちに、リボンが少し剥がれてしまった」
「イベントで外に持ち出したあと、汚れが気になる」
「可愛いけれど、丸洗いできないから扱いに少し気を使う」
もちろん、従来のリボンロゼットには、サテンやレースならではの光沢や華やかさがあります。それは今でも変わらない大切な魅力です。 けれど一方で、もっと気軽に、もっと長く、日常のなかで安心して使える痛ロゼットも作れないだろうか。
そう考えて生まれたのが、今回ご紹介する「かぎ針編み(クロシェ)の痛ロゼット」です。
一本の毛糸から、ひと目ずつ編み上げる。
接着だけに頼らず、形そのものに強さを持たせる。
そして、汚れたら洗えて、いつか推し活を卒業したあとも思い出として残せる。
今日は、Kiyoaiの新しいシリーズとして生まれた「クロシェ・痛ロゼット」について、制作のきっかけとこだわりを、少し丁寧にお話しさせてください。

✅ 30秒でわかる「クロシェ・痛ロゼット」の特徴
かぎ針編みで仕上げた新しい形
糸のやわらかさと立体感を活かした、やさしい雰囲気のデザイン。
接着剥がれの不安を減らした一体構造
リボンを何層も貼り合わせるのではなく、編み地そのものが丈夫な土台に。
洗える・扱いやすい・長く使いやすい
軽い汚れが気になるときも、やさしくお手入れできる仕様を目指しました。
75mm以内の缶バッジに幅広く対応
コンパクトながら、大きめ缶バッジもしっかり受け止めるサイズ感です。
📌 こんな方におすすめです
イベントや遠征に、軽くて扱いやすいロゼットを持っていきたい。
汚れが気になって、ロゼットを使う場面を選んでしまっていた。
接着剥がれやパーツ落ちが不安だった。
リボンの華やかさとは違う、やさしい雰囲気のグッズを探している。
推し活を卒業したあとも、思い出として残せるアイテムが好き。

目次
1. なぜ「かぎ針編み」の痛ロゼットを作ったのか
痛ロゼットを作り続けていると、「完成した瞬間の可愛さ」だけではなく、「使っていただいた後のこと」を強く考えるようになります。
届いた日だけ可愛いのではなく、イベントの日も、カフェに持っていく日も、バッグの中で揺れながら一緒に移動する日も。
できるだけ長く、きれいに、安心して使ってほしい。
その気持ちが、今回の出発点でした。
接着剤だけに頼る不安を減らしたかった
従来の痛ロゼットは、サテンリボンを何重にも折り重ね、グルーガンや接着剤で固定する作り方が一般的です。
光沢があり、華やかで、写真映えもする。リボンにはリボンにしかない美しさがあります。
ただ、日本の夏は暑く、冬は乾燥や寒暖差もあります。
保管場所や持ち歩き方によっては、どうしても接着部分に負担がかかり、リボンやパーツが少し浮いてしまうことがあります。
「自分で直しました」
「少し取れてしまったけれど、また使っています」
お客様からのそんなお声に触れるたび、ありがたさと同時に、申し訳なさも感じていました。 「ハンドメイドだから仕方ない」では終わらせたくない。もっと安心して使える構造に近づけたい。
そこで目を向けたのが、糸そのものを編んで形にする「かぎ針編み(クロシェ)」でした。
「洗えない」という悩みも、ずっと気になっていた
もうひとつ大きかったのが、汚れの問題です。
痛ロゼットは、イベントや遠征、カフェでの撮影など、外に連れ出す機会が多いアイテムです。バッグにつければ、どうしてもホコリや手の皮脂、ちょっとした汚れがつきます。
でも、リボン製のロゼットは丸洗いが難しく、除菌スプレーや軽い拭き取りに留まることがほとんどです。
「気に入っているけれど、汚れたらどうしよう」
そう思うと、せっかくの推し活グッズなのに、使う場面を選んでしまいますよね。
クロシェなら、糸の選び方や構造を工夫することで、よりお手入れしやすい形にできます。 「可愛いけれど大事にしまっておくもの」ではなく、「可愛いからこそ、日常でちゃんと使えるもの」にしたかったのです。

2. 従来のリボン型ロゼットとの違い
今回のクロシェ・痛ロゼットは、従来のリボン型ロゼットを否定するものではありません。 むしろ、リボン型にはリボン型の魅力があり、クロシェにはクロシェならではの良さがあります。
大切なのは、どちらが上かではなく、「使いたい場面や好きな雰囲気に合わせて選べること」だと思っています。
リボン型は「華やかさ」、クロシェ型は「やさしい立体感」
リボン型ロゼットの最大の魅力は、光沢と華やかさです。
サテンやレースを重ねることで生まれる「舞台衣装のようなきらめき」は、誕生日会や特別なイベントにとてもよく似合います。
一方、クロシェ・ロゼットの魅力は、糸のあたたかさと立体感です。
光で強く主張するというより、手作りのやわらかさで推しを優しく包み込むような雰囲気があります。
星型、ハート型、うさぎの耳、ドーナツのような丸み。
糸で形を作るからこそ、モチーフそのものをロゼットに落とし込みやすいのも大きな特徴です。
小さくても、存在感を出せる
リボン製のロゼットは、華やかにしようとするとどうしても層が増え、そのぶん厚みやボリュームが出て、バッグの中で少しかさばることがあります。
クロシェ・ロゼットは、糸の太さや編み目の密度を調整することで、サイズ感をコントロールしやすいのが強みです。
コンパクトに仕上げても、編み目の立体感があるため、見た目が寂しくなりません。
今回のシリーズでは、直径約10cm前後の扱いやすいサイズ感を意識しつつ、75mm以内の缶バッジもしっかり受け止める設計にしています。小さめバッグや、軽めの痛バッグにも合わせやすいのがポイントです。

3. クロシェだからできる、推しを守る工夫
可愛いだけでなく、ちゃんと使いやすいこと。
今回のクロシェ・痛ロゼットでは、そこをかなり大切にしました。
編み地そのものが、缶バッジを支える
通常の痛ロゼットでは、缶バッジを固定するために「落下防止リボン」や「磁石」を使うことがあり、それは従来の形においてとても重要な役割を持っています。
一方、クロシェ・ロゼットでは、あえて特定の落下防止リボンを付けない設計にしました。 理由は、編み地そのものがホルダーの役割を果たすからです。
糸と糸の隙間に缶バッジのピンを通すことで、ロゼット全体が缶バッジを支えるような形になります。一点だけで留めるのではなく、編み地の面で受け止める感覚に近いです。 これにより、缶バッジとロゼットの一体感が出やすく、見た目もすっきりまとまります。
洗いやすく、直しやすいこと
イベント帰り、バッグから取り出したロゼットを見て、少し汚れが気になることがあると思います。そんなときに「洗える」というだけで、使うハードルはかなり下がりますよね。
今回のクロシェ・痛ロゼットは、洗濯ネットに入れてやさしくお手入れできる仕様を目指しました。 (※強い摩擦や高温乾燥は避けていただきたいですが、軽い汚れを落としやすいことは、日常使いにとって大きな安心感になります)
また、基本構造は糸で形を作る一体型です。
パーツを必要以上に貼り重ねるのではなく、編み目そのものでデザインを表現するため、パーツ落ちの不安をできるだけ減らしています。
耳や立体パーツを付ける場合も、接着面を広めに取り、糸にしっかりなじむように固定しました。
「可愛いけれど壊れやすい」ではなく、「可愛くて、ちゃんと日常に連れて行ける」こと。 それが今回の大切なテーマでした。

4. クロシェ 痛ロゼットに込めた、Kiyoaiのこだわり
今回のシリーズでは、ただ「編み物で作った」というだけでなく、実際の推し活で活躍できるように、いくつかの方向性を意識しました。
軽く持てること
痛バッグは、缶バッジやチャーム、ぬい、トレカケースなどを入れると、どうしても重くなりがちです。だからこそ、ロゼット自体はできるだけ軽く、扱いやすくしたいと考えました。
クロシェなら、糸のボリュームで可愛さを出しながら、金属や厚いパーツを増やしすぎずに仕上げることができます。遠征やカフェ巡りのように、長く歩く日にも負担になりにくいシリーズです。
思い出として残せること
今回のデザインの中には、もし推し活を卒業したあとも「コースター」のように使える形を意識したものがあります。
推し活は、ずっと同じ形で続くとは限りません。
推しが増えることもあれば、応援の仕方が変わることもあります。
でも、その時期に一緒に過ごしたグッズが、別の形でそばに残るのは、少しやさしいことだと思うのです。
缶バッジを外したあとも、ただしまい込むのではなく、日常の中で小さな思い出として使える。そんな「余白」を残したかったのです。
これからのシリーズ展開について
今回のクロシェ・痛ロゼットは、ひとつの完成形でありながら、ここから広げていきたいシリーズでもあります。
フルーツモチーフ、ハートモチーフ、バニー型……。
今後も、季節や推しカラー、使う場面に合わせて、少しずつ新しい形を増やしていく予定です。 (※これからの新作情報は、お知らせページ にて順次公開いたします!)
「今日はこの子と出かけたい」
「この色なら、あの缶バッジに合いそう」
そんなふうに、選ぶ時間まで楽しくなるシリーズを目指しています。

5. まとめ:推し活を、もっと自由に長く楽しむために
クロシェ・痛ロゼットは、ただ新しい素材を使っただけのロゼットではありません。
これまで痛ロゼットを作り続ける中で見えてきた、「接着剥がれ・汚れ・重さ・持ち歩きやすさ」といった悩みに、ひとつずつ向き合って生まれたアイテムです。
リボン型の華やかさとは違う、糸ならではのやわらかさ。 洗いやすく、扱いやすく、日常の推し活にも連れて行きやすい安心感。 そして、推し活を卒業したあとも思い出として残せる余白。
推し活をもっと自由に、もっと長く。 その気持ちを込めて、Kiyoaiのクロシェ・痛ロゼットは生まれました。
これから少しずつ登場する新しい形も、楽しみにしていただけたら嬉しいです。

💡 次の一歩:もっと詳しく知りたい方へ
痛ロゼットの基本や選び方を知りたい方へ
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洗えるロゼットや落ちない工夫について知りたい方へ
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▶ [製品誕生の昔話一覧]

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